2025/08/14 14:42
こんにちは。Leaf Style Jewelryです💎
あるいは完全に産出が途絶えた宝石たちが存在します。
それらは希少性だけでなく、その背景や物語も含めてアンティークジュエリーの価値を高めています。
今回は、そんな“もう採れない宝石”の代表例をご紹介します。
1. カシミールサファイア
19世紀末から20世紀初頭にかけて、
インド北部カシミール地方で採掘された伝説的なサファイア。
「コーンフラワーブルー」と称される柔らかくも深みのある青色は、
他の産地では再現が難しいといわれています。
採掘期間はわずか数十年で、現在は新たな産出がなく、
オークション市場でも非常に高値で取引されています。
2. ビルマ産ルビー(旧モゴック鉱山)
現在のミャンマー・モゴック地区から産出されるルビーは世界的に有名でしたが、
特に過去に採掘された“ピジョンブラッド”と呼ばれる深紅のルビーは別格の存在。
現在もルビーは採れますが、品質や色の均一性ではアンティーク時代の石が群を抜いています。
3. スリーピングビューティーターコイズ
アメリカ・アリゾナ州のスリーピングビューティー鉱山で採掘されていたターコイズ。
不純物が極めて少なく、空のように澄み切ったブルーが特徴です。
2012年に鉱山が閉山し、現在市場にあるのはストック分のみ。
4. パライバトルマリン(初期ブラジル産)
1980年代後半、ブラジル・パライバ州で発見されたネオンブルーのトルマリン。
銅とマンガンによる唯一無二の発色で瞬く間に人気となりましたが、
初期の鉱区は数年で枯渇。現在流通しているものの多くはアフリカ産ですが、
色味や蛍光感でブラジル初期産に勝るものは少ないといわれます。
5. デマントイドガーネット(ロシア・ウラル産)
19世紀末、ロシアのウラル山脈で発見された緑色のガーネット。
特にホーステール(馬のしっぽ)と呼ばれるインクルージョンを持つ石は芸術的価値が高く、
アンティークジュエリーにも多く見られます。
現在も産出はありますが、ウラル産の質感や色合いは特別とされます。
なぜ“もう採れない”のか?
これらの宝石が採れなくなった背景には、資源枯渇、鉱山閉鎖、採掘コストの増大、
そして環境保護などの理由があります。
そのため、アンティークジュエリーに使われたこれらの石は「時間が生んだ贈り物」として、
二度と同じものが作れない価値を持っているのです。
私たちは宝石そのものの美しさだけでなく、
その背後にある歴史や物語も大切にしています。
アンティークやヴィンテージのジュエリーは、
その時代特有の宝石やカット、セッティングを楽しめる特別な存在。
“もう採れない宝石”に出会ったとき、
その希少性と背景に思いを馳せてみてください。
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