2025/08/15 14:21
こんにちは。Leaf Style Jewelryです💎
ジュエリーは肉眼で見ても美しいものですが、
ルーペや顕微鏡を通して見ると、そこには肉眼では決して見られない“もうひとつの世界”が広がっています。
宝石内部のインクルージョン(内包物)は、まるで宇宙や風景画のような不思議な景色を作り出し、
鑑賞者を魅了します。今回は、その魅力と役割についてご紹介します。
インクルージョンとは?
インクルージョンは、
宝石が地中で形成される過程で内部に取り込まれた結晶、液体、ガス、または成長痕などの総称です。
一見すると「キズ」のように思われることもありますが、
実は宝石の個性や天然の証明として重要な意味を持ちます。
インクルージョンが描く“天然のアート”
インクルージョンは宝石ごとに異なり、まるで小さな宇宙や風景画のように見えることがあります。
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ルビー・サファイア:針状のルチルが交差して星のような模様を作る「シルクインクルージョン」
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エメラルド:液体や気泡、結晶が混ざり合い、苔のような模様になる「ジャルダン」
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ダイヤモンド:氷のひび割れのような「フェザー」や、小さな結晶の集まり
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ガーネット:金色に輝く微細な針状結晶が放射状に広がる「ホーステール」
これらは偶然の産物であり、同じものは二つと存在しません。
鑑別・評価における役割
宝石のインクルージョンは、
鑑別士にとって天然石か合成石かを見分ける大きな手がかりになります。
また、産地特有のインクルージョンがある場合は、
原産地推定にも役立ちます。
例えば、コロンビア産エメラルドの三相インクルージョンや、
ロシア産デマントイドガーネットのホーステールは有名です。
インクルージョンを愛でるという楽しみ方
宝石を選ぶ際、「インクルージョンが少ないもの」が高品質とされますが、
あえて個性的な内包物を楽しむというコレクションスタイルもあります。
顕微鏡写真を撮ってアートとして飾るコレクターも増えており、
その世界は奥深く、無限の魅力に満ちています。
もしお持ちのジュエリーにルーペを向けてみたら、
思いがけない“物語”が見えてくるかもしれません。
ぜひ、ご自分だけの小宇宙を探してみてください。
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